INDEX 真冬の中国長春・出張報告(2005.12月)
鼻毛も凍り、涙もつららになる…(T-T) マイナス24℃の世界
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水曜午前、中部国際空港に集合。お客さんと、総勢5人で出発。開設して間もない、名古屋⇔長春 の直行便を利用した。
世界のト○タが進出したお陰で、名古屋からの直行便が出来たそうだ。(やっぱすごいや…(T-T) ト○タ…)

←吉林省長春郊外の上空
  寒そう!

午後、長春に到着。
長春空港は新しくとてもきれい。外はマイナス16℃くらいだったが、中は暖かかった。

中国側の会社の人たちが迎えに来てくれており、市内へ向かった。
  今回 泊まったホテル⇒
  (長春シャングリラ・ホテル)

長春は初めてだったが、思っていた以上に大都会だったので驚いた。
それもそのはず。市内約300万人、郊外まで入れると700万人近い人口があるらしい。
     

時は12月後半。街はクリスマス・ムード一色。

凝ったイルミネーションも多く、レストランやホテルの従業員さんたちも サンタの帽子かぶってたりして…
中国も変わりました。

ちなみに MERRY CHRISTMAS ! は、
中国語で 聖誕快楽 といいます。
その日の夜は、中国側の会社の人たちも一緒に、打ち合わせも兼ねて 豪華な食事。

長春は内陸部ですが、海鮮中心の料理を レストラン(金ピカの個室)で。
今や輸送が発達しているため、内陸部だと海鮮食材が手に入らない とかいうことは全く無いようです。
←一人一個ずつ ナマコが…(写真手前)
 食べ切れず 残しました…(あぁ… もったいない)

日本語と中国語が飛び交う宴会…
 そのうち…

あぁ… やっぱり出て来た…(T-T)
 白酒(パイチュー)…。

白酒が周って 乾杯(カンペー)!が始まり、杯が進み、やがてテーブルだけでなく 天井も回りだした。
二次会もどっかへ行き、夜遅く 就寝。

(註) 白酒(パイチュー)は、泡盛以上の度数を持つ 中国の強い蒸留酒。 小さなグラスで一気飲み が礼儀です。中国も
上海辺りだと紹興酒やビールが回って来たりしてまだ楽なのですが、北部は白酒が多いので胃薬持参が欠かせません。



翌日。市内へ

 寒っ!

滞在中、マイナス24℃まで経験。
←長春市人民政府の庁舎

人民政府 なんていうと 日本の人は皆 びっくりしますが、要するに 市役所! (^^; なんです。

愛知県小牧市人民政府 とか、埼玉県春日部市人民政府…とか、そのレベルです。
さすがは第一汽車(中国最大の自動車メーカー)のお膝元・長春!

偶然見つけた、紅旗(中国最初の国産車)⇒

今や外国車(や中国産外国車)で溢れる中国。
この車は、中国でももう滅多には見られません。
 実はト○タが進出したのも(ランクルとかは長春でつくってるらしい)、第一汽車があり 自動車産業の基盤があったことが大きいようです。うちのクライアントさんには自動車部品関連の会社が多いのですが、やはり長春にも興味があるみたい。



長春は 旧満州國 の首都(当時の名前は『新京』)だったところ。

市内には満洲國当時の建物が多く残っています。
時間がなく中までは見れませんでしたが、一つの大きな通り(新民大街)に 歴史的建物が並んでいて、外観をまとめて見ることが出来ます。


ラスト・エンペラー 溥儀 が住んでいた皇宮跡へ。

中国では、満州国は日本(関東軍)の傀儡国家に過ぎなかった という観点から、『偽満洲国』と呼ばれています。

だからここも、「偽満皇宮博物館」。
 偽満皇宮内・緝熙楼(クラシックな洋館です)⇒

建物前に、江沢民の大書した大きな石碑が。
そして そこにはなんと…
「無忘 九・一八(9.18事件を忘れるな)」
の文字が…(^^;。

(註:9.18事件は、日本の中国侵略のきっかけとなった事件です)
やっぱり 江沢民 は嫌いだ。日本が悪いことをしたのは事実だし認めるが、必要以上に反日感情を煽り、中国国民の共産党政権への不満をそらしていた としか思えない。
←緝熙楼の隣りにある、同徳殿のホール。

映画『ラストエンペラー』でも出て来た建物で、記憶にあった。
長春へ行く人は、良くも悪くも 実感出来るので、映画を見てから行った方がいいと思います。



 この日の夜も、またまた 乾杯(カンペー)!⇒

みんな 白酒(パイチュー)を持ってます(^^;。

中国では白酒を酌み交わして、仕事が進むのです。
翌朝、出来たばかりの長春空港へ。

市内から少し遠いですが、とてもきれいな空港です。

でも出来たばかりで、設備なにもなし(カフェも無し)。


帰国。 まだ 解凍中


おみやげに ⇒ 

時期が時期だったので…

この手の Xmas デコレーションを数点。