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全部自分たちでやる!アメリカでの結婚式の挙げ方Q&A

お問合せが数件来たので、UPしてみました…(^^; ご参考になれば、幸いです(なるかな…)。
 うちがアメリカ・北カリフォルニアで結婚式を挙げたのは、1995年初夏(情報古くてすみません…(^^;)。ドレス、タキシード、ブーケ、教会、パーティー会場&料理(30人分)、招待状まで含め、総費用約 US$2,000(アメリカではかなり平均的)。
 当時カリフォルニア州サンフランシスコに住んでいた僕たち夫婦は、「せっかくだし自分たちで結婚式をやってみよう…。ここはアメリカ Do It Yourself ! の国だし…などと、よくわからない理由で準備を始めてしまいました。 でも始めてみてびっくり。 やり出すにつれ、やらなければならないことがあれよあれよと出て来るではないですか…(日本でやったとしても、そもそも結婚式はそういうものらしいですが…)。 当時本当に大変でしたが、結果的に業者に頼むよりははるかに安く済んだし、またそれ以上に、いい経験になって良かった と思ってます。どなたにでもお勧め という訳ではありませんが、実際 アメリカに住んでいる方々であれば、用意も出来るしご都合に合わせてTRYしてみる価値はあると思います。

 以下、思いつくままに…

 まず、男性用タキシードですが、これはどこの店でも一緒ですので、お近くの店で調達 でいいと思います。結婚式の招待状も、同様です。街中の印刷屋さんみたいなところで、よくサンプルを店の前に飾ってあったりします。但し当然英語のみですので、日本の友人・親族にも出すのなら、別途探す必要がありますね(うちは後日日本でも披露宴をやる予定だったし、在米の友人たちと家族ぐらいだったので一種類でしたが)。

 花嫁のブーケですが、僕たちは当時住んでいたサンフランシスコの中でも、高級エリアの方にあった花屋さんに、直接頼んでみました。そこのが一番、僕たちの好みに近かったからです。ブーケは式当日の朝、お店で受け取ることにしました(でも当日なので、さすがに受け取りは友人に頼みました)。挙式日当日は晴天過ぎて暑いくらいだったので、生花のブーケにはときどき霧を吹きかけたりしてました。ブーケはしっかりとした縛り(?)で、最後の争奪戦(?)にも耐えて、形を崩してはいませんでした。

 問題は新婦のウェディングドレス、ウェディング・ケーキ、新婦のヘアセット などです。

 これを見て参考にしようと考えていらっしゃる方々へ 〜新婦さん(奥様)は日本人ですか?〜
というのも、ウェディング・ドレスはかなり、体系や人種的好みが違うようで、うちはアメリカ(アメリカ人)の店、中国系の店、ヒスパニック系の店などもみましたが、やはり日本人(日系企業経営)のお店のレンタル用ドレスに決めました。ドレスの好み、体型、色合いなどが一番合う と思ったからです。また、1995年当時、既に日系のお店と他のお店のドレスとの価格差がそれほどなかったことも、理由のひとつです。
 ちなみに、ドレスについてですが…。当時、アメリカ人のルームメイト(ハウス・メイト。僕は一軒家を、3人でシェアしてました)が、盛んに、「私が一緒について行ってあげる!」と僕たちに言ってたんです。あとで彼女に理由を尋ねると、「新郎は新婦のドレスを、結婚式当日まで見ないものなのよ!だからウェディング・ドレスは、母親とか女友達と見に行くものなのよ!」と言われてしまいました。
「ふ〜んん、、(−−;。そうだったんだぁ…。知らなかったぁ…。 でももう決めちゃったし… 僕好みのドレスに…(汗;」。 (とにかく、当時 な〜んにも知らずに結婚式の準備を進めていたのでした(^^;)

 次にウェディング・ケーキ。参列者には美味しいのを食べて欲しかったし、見掛けより味を優先して、パーティー会場(サウサリートの中華レストランで披露宴パーティーを行いました)に比較的近いフランス人(フランス移民1世)経営のパン&ケーキ店にしました。ケーキは当日、会場まで直接持って来てもらいました。ケーキについては、アメリカ人の店のケーキはホントひどいですが(住んでる人たちはよくご存知と思いますが…(^^;)、中国人やイタリア人経営のパン屋さんなどでも、美味しいケーキは頼めると思います。

 問題は新婦のヘアセットと化粧!です。アジア人の黒髪と顔 ということで、最初、チャイナタウンの美容院などへも行きました(その方が全然安いし)。 が、しかし…!お店に来ていた中国系アメリカ人の花嫁さんが 京劇!(−o−; のような化粧をされていたのを見て、恐ろしくなって帰って来ました(^^;。ほっぺたなんか ど・ピンク にされてたりして…(笑)。 ドレスも… なんか違うんですよねぇ…。結局、これまたセンスの問題で、日本人の美容師さん を選びました。上記のドレスとは違い、これについては人件費のせいか、日系の美容師さんと他の美容師さんではけっこう価格差があったように思います(1995年・カリフォルニアの話)。

 と、ここで解説を入れないといけませんが、アメリカはアメリカでも、お住まいの場所が中西部や南部、ニューイングランドなどとなると、アジア系自体 西海岸やニューヨークみたいにはいないでしょうし、そういったお店を選んで周る などということも出来ないのではないか…と思います。サンフランシスコのように、いろんな人種の店を探しまわって其々のいいところを… という訳には、いかないと思います。この辺り、ご了承ください。

 さて話を戻して…。結婚式を挙げる教会ですが、これについては、毎週末ドライブがてら雰囲気のいいところ(教会)を訪ねてみました。アメリカは車社会なので、友人たちは皆 車を持ってますが、やはり行きやすいところにしないといけません。また、教会に付属したパーティー・ルームか、近くにパーティー会場に使えるようなレストランがないといけません。式のために借りる費用等を、各教会の事務局の人たちと直に交渉しましたが、その際、結婚式に関する多くの情報を頂きました。「こうすればいい。ああすればいい。アメリカ人はみんなこうやってるよ」って)。 牧師さんは、知り合いの日本人牧師に頼みました。とてもいい人で、前々から知っていた方でした。フラワー・ガールリング・ボーイ(だったっけな…?)は、知人のお子さんをお借りしました。あの子達も今頃は、かなり大きくなってるんだろうなぁ…と、これもまたいい想い出です。

 記念写真ですが、たまたまアメリカ人の知人でカメラマンがいたので、彼に頼みました。いろいろと、恥ずかしいポーズもさせられました(^^;。ビデオ・カメラは、参列者の友人が撮ってくれました。でも結婚式のビデオって、皆さん要りますか?僕たちはこっぱずかしいので、その後全然見てません(^^;(そろそろ封印を解いて、見てみようかな…)。

 披露宴パーティーですが、アメリカは大袈裟な贈り物も無い分、多大なパーティー経費をかける必要もありません。複数のアメリカ人の友人に後で聞きましたが、僕たちの結婚式費用(全部で$2000)も、アメリカの平均的な結婚式の金額だ と言ってました。パーティーは教会近く(サウサリート)の中華レストランにしました(この食事そのものの値段ですが、忘れてしまいました<(_ _)>)。サンフランシスコ圏(Bay Area)には、美味しくてお洒落な中華・飲茶の店がけっこうあるのです。マリーナに突き出した眺めのいいレストランで、30人ちょっとを招待していました。ほとんどが在米の友人で、家族他 在米日本人、アメリカ人、韓国人、香港人などです。シャンパンは、ルームメイトが用意してくれました。

 結婚式の小物ですが、郊外にある専門の大きなお店 みたいなところで買いました。引き出物替わり?の参列者に渡すキャンディー(パーティーの際、新郎新婦が配って周るもの)とか、こまごまとしたものです。

 と、今のところ、このくらいしか思い出せません。アメリカで結婚した友人、結婚間近のアメリカ人の知人、ルームメイト、他いろいろな人に情報をもらいながら、なんとか式を挙げられました。
 アメリカに住んでいる方でしたら、日本で挙式するよりはアメリカでされた方がいいと思いますね。ただ、当然、アメリカ在住のお友達中心になるとは思いますが…。
 大体僕は、日本のあの フツ〜〜〜の結婚式 だけは、したくなかったんです。ありきたりで個性もなにもないし、その上お金がかかる。わざわざ大金をかけて、「自分はその辺にいる ごくごく フツーの人間です」と宣言してるようなもんで、なにもいいことはありません(註:商売やってる人は別です。お得意さんをいっぱい呼んで、盛大にやりましょう)。

 実は僕が一番したかった結婚式は、南太平洋の島(トンガ辺り)での結婚式でした。海も近い、両脇に椰子の木の並木がはえている島の道を、新郎新婦がゆっくりと島の白い教会へ向かって歩き、周りではコニシキみたいな島の人たちが、大きな身体を揺らしながらゴスペルを歌っている… というようなのが、希望だったんです。 ピラミッドの頂上 での結婚式も、ちょっとだけ考えました(⇒『番外編 正しいピラミッドの登り方』(工事中)へ)

 お金と時間の都合で、結局はこのページにあるようなアメリカでの結婚式となりました。よくよく考えるとアメリカでのフツーの(平均的な)結婚式だったのですが、自分で選んで出来たし、当時一番身近にいた人たちに祝ってもらえたし、これはこれで良かった と思ってます。
 これから結婚式を挙げようという、このページを見てくれている皆さん! 思い出に残る、良い結婚式を挙げてください!

 (おしまい<(_ _)>)

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