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粗放果樹園芸


屋上ガーデニング
家庭園芸★梅干・梅酒ほか
(“粗放”果樹園芸のすすめ 実践地:名古屋市近郊)
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オリーブ・ピクルス編

冷涼地への憧れ

〜本格的な梅干をつくってみたいと思い、南高梅の木を植えてみました〜



以前から妻の実家の土地には梅の木が数本有ったのですが、何の品種の梅の木なのか誰も知りませんでした。
梅酒は何回か漬けてみましたが、やはり梅干をつくりたいと思い、わざわざ庭に南高梅の木を植えてみました。
(実がやわらかく、種が小さい南高種の梅は、梅干に最適といわれています)

NEWS ! 超年代モノの梅酒を試飲!⇒
2011年夏。お世話になってる大阪の人の自宅にて。

そこのおばあちゃんが昭和41年(!)に漬けたという、
貴重な超年代ものの梅酒を飲ませて頂きました(^^)。

見た目も香りも、梅酒というよりプルーンのよう。
古酒(クースー)じゃないけど、味もすっごいまろやかに。
保存状態が良ければ、長い年月を掛けてこのように
なるそうです。 梅酒の奥深さを知り、来年以降
また挑戦してみたくなりました!(^^;



←狭い庭の角に植えた南高梅の樹。

道路にものすごい
越境してます(苦笑)。
手前に有るのは、ストロベリーグアバや
ブラックベリー(フェンス)など。

植えて数年・・・。無農薬なので毛虫も多く、
越境するくらい大きくなってるのに全然実が付かない。

もう切っちゃおうか・・・(-o-)
と思っていた矢先のこと…。 2011年。

植えて5年目くらいでご覧のように実がたわわに実る
ようになったんです!(命拾いしたね(^o^; 梅の木君・・・)


家庭用なんだし、木は1本で充分ですね。
受粉樹が必要とかよくいわれますが、梅の木なんて
そこら中にあるので要らないのかも・・・。
柿もヤマモモも1本だけですが実が生ってますし…。

こんなに収穫出来ました!
やはり梅干用ということで、なるべく完熟するのを
待って収穫。自然に落ちて来たものが理想です。
濃い黄色が理想ですが、そうでないものは
収穫後更に常温で熟させます(追熟というらしい)。

←ホームセンターで道具そろえちゃいました。
乾かす(土用干し)ためのざるや甕、落し蓋、
粗塩、保存ビン、焼酎(梅干づくりにも使用)など。
梅には酸が有るため金属のものは使えないので注意。

漬け込みスタート!

@ 完熟した梅の実をよく洗い、乾かし
焼酎にくぐらせて(殺菌のためらしい)
から、甕の中に敷き詰めていく。
粗塩を振り掛けながら、くぐらせた
焼酎も回し入れる。落し蓋の上に重しを
(うちは水を袋に入れたものを使用)。
A 1週間もすると、右のように梅酢
上がってくる。梅酢は梅の実がひたひた
になるくらいを残し、余分な量はおたま
(梅は酸が有るので金属製のはまずい
ですくって取っておく(料理に使える)。
B 2〜3週間もすると、右写真みたいに
実がいい感じになって来る。普通は
ここで赤紫蘇の葉を足すらしいけど、
うちはシソ無しでやってみます。
梅本来の味を出してみたいため。
C いよいよ梅干しづくり作業のハイライト、
土用干し(どようぼし)の作業へ。⇒
緑化した会社の屋上を使いました。最近は
虫除付きのザルも普通に買えるので便利。
塩に漬け込んで約1ヵ月。梅漬け
状態になった実を、3日間天日で干します。
D この段階で我慢出来ず味見しましたが…
うまっ!(^o^) 干すことで更に美味しく。

天気を見ながら雨に当てないように注意
日当りがいい会社ビル屋上でやってますが、
仕事が手につきません…(苦笑)。
E 天日干しして3日目くらいになると本当に
梅干し!っていう感じになって来ます。⇒

完熟した梅を使ったため、形が崩れて
しまってるのも多いですが味は一緒です。
でも少し干し過ぎたかも…。
F こちらは同じ年の第二弾。やや固めに
実を漬け込んだものも干してみました。⇒

今回は土用干しし過ぎないようにしました。
形も崩れにくくふっくらいい感じに仕上がり
(干し過ぎで水分飛ばし過ぎるのもよくない)。

保存用の箱に詰め梅干づくり終了!




以下漬け込み中